2023年12月に発売された、ATX 3.0準拠の1300W電源ユニット「P130II」が、ATX 3.1に対応する「P130II(ATX 3.1 ver.)」へとアップデートしました。
「P130II(ATX 3.1 ver.)」は、ATX 3.1規格に準拠、12V-2x6コネクターを備えた、80PLUS PLATINUM認証フルモジュラー式電源ユニットです。耐久性の高い135mm流体軸受ファンと、低負荷時にはファンを自動で停止するセミファンレススイッチを搭載しています。
日本メーカー製の電解コンデンサーを採用し、DC-DCコンバーターを搭載。フルモジュラー方式でフラットケーブルを採用しており、ケーブルマネージメントも容易です。製品保証は10年となります。
ATX 3.1規格に準拠
旧世代よりも電力を必要とする最新世代の構成にも対応できる、最新のATX 3.1に準拠した設計となっています。PII シリーズ ATX 3.1 は、Intel のPSDG(電源デザインガイド)に対応しており、システムが不安定になったり電源障害が発生することがなく、より安定した出力を得ることができます。
12V-2x6コネクター搭載
次世代GPU向けのPCIe 12V-2x6コネクターと高品質16AWGケーブルを搭載しています。※PCIe 12V-2x6の最大電力供給は600W
80PLUS PLATINUM 認証
電源の省エネ性能や安定性の指標となっている「80PLUS プログラム」において、80PLUS PLATINUM認証を取得しています。20%から50%の負荷環境下において最高92%の効率性を発揮し、奥行き150mmサイズながらも、パワフルな電力供給を実現します。
135mm FDBファン搭載
高性能流体軸受け(FDB)ファンは、ファンの軸内部にオイルなどの液体を注入することで、回転する際の振動を極力避け、衝撃吸収効果を利用した設計がされています。ボールベアリングファンよりも動作音と熱が少なく、軸受面の潤滑が摩擦や振動を大幅に低減することで、ファンの消費電力を低下することができ、省エネに繋がります。
回転効率が良く、静かな回転、頑丈な構造といった信頼性の高い技術がファンの寿命を大幅に延ばします。
セミファンレス「Zeroファン」スイッチ搭載
電源負荷が20%を下回るとファンの回転を自動で停止するセミファンレス機能「Zeroファン」スイッチを搭載(スイッチでON/OFFが可能)。これにより、軽度な作業時であれば、電源ユニットはノイズを発しなくなります。
電源負荷が20%を超えると、ファンが自動的に回転し、システムの状態に応じて最適な冷却が行なわれます。
フルモジュラー方式・フラットケーブルを採用
「PII」シリーズではフルモジュラー方式を採用。また、ブラックカラーのフラットケーブルは、スタイリッシュで取り回しがしやすく、ケーブルマネージメントも容易です。
日本メーカー製コンデンサーを採用
高品質の日本メーカー製の105℃対応電解コンデンサーを採用し、製品寿命と信頼性が大幅に向上しています。電源の大きな故障要因となるコンデンサー部分に、85 ℃対応品と比べて約4倍の期待寿命がある105℃対応品を使用することで、安心してお使いいただけます。
DC-DCコンバーター
5V & 3.3V DC-DCコンバーターを採用することにより、スイッチング時の大幅なロス低減と高効率動作が実現します。ダメージを最小限に抑える各種保護回路を装備
OCP(過電流保護回路)、OVP(過電圧保護回路)、UVP(低電圧保護)、SCP(短絡回路保護)、OPP(過負荷保護回路)、OTP(過温度保護回路)を装備。充実した保護回路機能が、電源ユニット本体およびシステム全体へのダメージを最小限に抑えます。