「ROG MAXIMUS Z690 APEX」は、Intel Z690チップセットを搭載し、オーバークロックを支援する機能を多数備えたAPEXシリーズマザーボードです。
マザーボードはAuto Extreme Technologyという自動化製造プロセスによって、すべてのはんだ付けが1工程で完了し、製造における消費電力の低減と環境への影響の低下をもたらし、製品をより信頼性の高いものにしています。
定格105Aの24+0パワーステージの強力な電源回路が、最新の第12世代Intel® Core™ プロセッサーの性能を引き出し、ASUS Enhanced Memory ProfileテクノロジーがDDR5メモリーのパフォーマンスを向上させます。
また、PCIe 5.0やThunderbolt 4、USB 3.2 Gen 2x2 Type-Cなどの最新規格を搭載しています。
さらに、大型VRMヒートシンクにや一体型のアルミニウム製のI/Oカバー、高伝導性サーマルパッド、ROG水冷ゾーンなど、強力な冷却機能も備わっています。
Wi-Fi 6E + Intel 2.5G LANをサポートし、高速なネットワーク環境を構築することができます。
Auto Extreme Technology
これによって、コンポーネントの熱歪みと洗浄薬品の使用回数を低減し、製造における消費電力の低減と環境への影響の低下をもたらし、製品の信頼性を高めています。
堅牢な電源ソリューション
従来採用されていた「フェーズダブラー設計」ではなく、2基のパワーステージ ICをコントローラが直接連携する「Teamed Power Architecture」を採用。
これにより、最近のコア数の多いCPUが必要とする電力を素早く、安定して供給でき、最新の第12世代Intel® Core™ プロセッサーの性能を発揮します。
・8ピンのProCool II電源コネクタを2個搭載
2つのProCool IIコネクターにより、EPS12Vの電源ラインに確実に接続することができます。
・24+0パワーステージ
VRMには、Vcore用にそれぞれ105Aを処理する定格の24+0パワーステージと、2次電圧レール用に2つの100Aパワーステージを備えています。
・MicroFine合金チョーク
各パワーステージには、45Aに対応する高透磁率の合金コアチョークを採用しています。
・SMDコンデンサー
入力と出力のフィルタリングには、高い動作温度でも数千時間持続する固体ポリマーコンデンサーを使用しています。
・ROG TRUE VOLTICIAN
オンボードUSBヘッダーに接続された小型オシロスコープ「ROG TRUE VOLTICIAN」を搭載しています。
CPUのVcore、VCCIN、System Agentレールの波形を表示するほか、グラフィックカードや電源のモニタリングにも使用でき、「ROG TRUE VOLTICIAN」ソフトウェアを実行中のPCだけでなく、別のPCの測定値も取得することができます。
・結露検知
「ROG MAXIMUS Z690 APEX」は、基板の背面に結露が発生した場合に検知する特殊な回路を採用しています。この機能は、対象エリアをCPU、DRAM、PCIeの3つのセクションに分け、ショートの危険性があるエリアに警告を通知します。
オーバークロッカーズ・ツールキット
ハードウェア上でオーバークロックを支援するツールを備えています。DDR5メモリー
メモリーのオーバークロックに対応するため、高速用キットだけでなく、
ロックされたパワーマネジメントIC(PMIC)を備えた初心者用メモリーモジュールにも一連のオーバークロックパラメーターを提供します。
また、PMIC制限のあるメモリーモジュール専用のファームウェア機能「ASUS Enhanced Memory Profile(AEMP)」を備えています。
AEMPはキット上のメモリーチップを自動的に検出し、最適化された周波数、タイミング、電圧のプロファイルを提示します。
これらのプロファイルを適用することで、簡単にパフォーマンス向上を実現できます。
冷却性能
熱対策
Fan Xpert 4またはUEFIで簡単に設定・管理できます。
ネットワーク
オンボードにWi-Fi 6Eチップを搭載。 新たに利用可能になった6GHz帯の無線スペクトルを利用しています。
5GHz帯の最大3倍の帯域幅と最大7つの160MHz帯を提供し、超高速ワイヤレス・ネットワーキングの速度と容量を向上させ、
密集したワイヤレス環境でのパフォーマンスを向上させます。
※本製品はWi-Fi 6Eとして次の周波数(2.4GHz / 5GHz / 6GHz帯)に対応しておりますが、2021年11月現在日本国内で定める電波法により6GHz帯の使用が認可されておりません。
誠に恐れ入りますが、6GHz帯の使用に関しては、各種法令をご確認の上製品をご利用ください。
・Intel 2.5Gb イーサネット
2.5GbpsのオンボードLANを搭載。標準的なギガビットイーサネットの最大2.5倍高速なファイル転送、スムーズでラグのないゲーム、高解像度のビデオストリーミングを実現し、有線接続を強化します。
USB
USB 3.2 Gen 2x2にはレーンが追加され、Type-Cのデータ転送を最大20Gbpsまで高速化することができます。
また、このポートにはQuick Charge 4+テクノロジーが搭載されており、PCIe電源ケーブルを近くの6ピンコネクターに接続することで、最大60Wまでの機器の急速充電が可能です。
・USB 3.2 Gen 2x2
リアのUSB 3.2 Gen 2x2 Type-Cポートと追加フロントパネルヘッダーを搭載し、最新のデバイスに対応した最大20Gbpsのデータ転送速度を実現します。
ストレージ
デュアルM.2スロットを搭載し、PCIe 4.0をサポートしています。
・PCIe 5.0 M.2 カード
より高速なストレージを実現するために、付属のROG Hyper M.2 CardにはPCIe 5.0 M.2スロットを搭載し、高性能ストレージを最適な温度に保つ大型ヒートシンクも備えています。
ROG SupremeFXオーディオテクノロジー
ROG SupremeFXオーディオテクノロジーは、ライン入力接続時に113dBのS/N比を実現し、高い録音品質を提供します。
また、SupremeFX ALC4082コーデックへのよりクリーンな電力供給のための低ドロップアウトレギュレーターや、
ESS® 9018Q2C内蔵DACを搭載し、オーディオトラックのすべての繊細さとニュアンスを伝える再生を提供します。
ROGオーディオテクノロジーの詳細はこちら>
AI Suite 3
ASUSの独自ユーティリティ「AI Suite 3」のコントロールパネルでは、「ROG MAXIMUS Z690 APEX」のほぼすべての機能を簡単に設定することができます。1つのシンプルで直感的なインターフェースを介して、パフォーマンス、冷却、安定性、および効率性のベストバランスを得ることができます。
「5-Way Optimization」と呼ばれる5つの各種ユーティリティにアクセスして、PCの設定が可能になります。
<5-Way Optimization>
・TPU
オンボードマイクロコントローラーTPU(The TurboV processing Unit)は、電圧の微調整、システム統計の監視、オーバークロックパラメーターなど、一連のシステムチューニング機能を提供します。
・EPU
EPU(The Energy Processing Unit)は自動的に消費電力を最適化し、Awayモードで節電効果を最大限に発揮します。
・Fan Xpert 4
「Fan Xpert 4」またはASUS UEFIを使って、ファン、ウォーターポンプ、オールインワン・クーラーを包括的にコントロールすることができます。
空冷でも水冷でも、ワンクリックですべてのパラメータを設定するオートチューニング・モードを備えています。
また、すべてのファンの回転数をデフォルトの最小値以下に抑える「エクストリームクワイエット」モードも搭載しています。
軽い作業をする際に、システムを静かに保つことができます。
・Digital Power Controls
Digi+電圧レギュレータモジュール(VRM)は、電圧降下、スイッチング周波数、電力効率の設定をリアルタイムに制御し、
CPUの電圧レギュレーションを微調整することで、パフォーマンスの安定性を確保します。
・Turbo Core App
CPUのオーバークロック、ファンプロファイルの適用、ネットワークデータの優先順位付け、
オーディオ設定の最適化などをアプリレベルで行うことができます。
UEFI BIOS
ROG UEFI (BIOS)は、あなたのPCを設定・調整するために必要な機能を提供します。分かりやすくシンプルな「EZ Mode」と、詳細な設定が可能な「Advanced Mode」の2つのモードから、
各種設定やオーバークロックなど、簡単な操作でユーザーの好みにカスタマイズできます。
・EZ Mode
システム情報やオーバークロック設定まで一つの画面で確認・設定できるモード
・Advanced Mode
各項目の詳細な設定が可能なモード
正確な電圧監視
従来のマザーボードでは、シングルエンドの検出回路を使用していたため、ノイズの影響を受けやすく、また、電圧レールを監視する場所も理想的ではありませんでした。
これらの問題は、CPUに供給される電圧とソフトウェアに報告される値との間に大きな差を生じさせます。
「ROG MAXIMUS Z690 APEX」には、ノイズを除去するための差動検出回路が搭載されており、
CPUや主要な電圧レールの終点から直接電圧を読み取ります。
これにより、電圧をより正確に把握することができ、オーバークロックやチューニングが容易になり、安定した動作に貢献します。
AURA SYNC
Aura Syncは、対応するROGグラフィックカード、モニター、マウス、キーボードの間で簡単に同期できるプリセットの照明効果を備えており、統一感のあるセットアップを実現します。DIYフレンドリー
インテリジェントコントロール
・双方向AIノイズキャンセリング
ASUSが独自に開発したこのユーティリティは、大規模なディープラーニングデータベースを活用して、
マイクや着信音声からのバックグラウンドノイズを低減し、音声を保護しながら、音声を聞き取ることができるようにします。
キーボードの音やマウスのクリック音などの周囲の雑音を除去し、ゲーム中や通話中にもクリアに聞こえるようにします。
ROG AI Overclockingは、CPUと冷却システムを自動的にプロファイリングし、最適な電圧と周波数設定を予測することで、PC性能を最大限に活用できるようにするユーティリティです。
WindowsのAI SuiteソフトウェアまたはUEFIを介して直接アクセス可能な直感的なAIオーバークロック・ユーザー・インターフェースは、あらゆるレベルのユーザーに対応しています。
経験豊富なユーザー向けに各種設定がカスタマイズ可能なユーティリティが備えられ、初心者向けにはオートチューニングオプションが用意されています。
・AI Cooling
ASUS AI Coolingテクノロジーは、マザーボードに接続されたファンを自動的に管理・制御し、現在のシステム負荷や温度に応じて最適な設定を行います。
CPU温度の自動検知など、システムの動作状況に応じてファンの動作をコントロールし、冷却とともに静音性を高めています。
・AI NETWORKING
アプリケーションの優先順位を自動で切り替え、帯域幅を調整します。
動作状況に応じて帯域幅を切り替えることで、マルチタスク時でもスムーズなオンライン作業を実現します。
ゲーム優先モードでは大規模なアプリケーションデータベースを活用し、頻繁に使用するアプリを分析して、ゲームネットワークのトラフィックを優先します。
・SONIC STUDIO III
また、直感的な操作が可能な「Sonic Studio III」のインターフェースには、さまざまなEQオプションやワンクリックプリセットが用意されており、
好みやヘッドセットの特性に合わせて音響を調整することができます。
「ROG MAXIMUS Z690 APEX」には、「DTS® Sound Unbound™」アプリがプリインストールされており、
これまでにないほどオーディオに包まれ、ゲームやエンターテイメント体験に全く新しいレベルの没入感をもたらします。
Windows Sonicの空間技術を利用することで、DTS Sound Unboundはオーディオを仮想3D空間で提供します。
これにより、あなたはサウンドスケープの真ん中に置かれ、銃声や足音などの音の位置や方向を感じることができます。
* DTS Sound Unboundの利用には、ゲーム内でのサポートが必要です。対応しているタイトルについては各メーカーにご確認ください。
・AIDA64 EXTREME
ROG MAXIMUS Z690マザーボードには、「AIDA64 Extreme」の1年間のサブスクリプションが含まれています。
このシステム情報ツールは、インストールされたハードウェアとソフトウェアに関する詳細な情報を提供し
システム全体または個々のコンポーネントのパフォーマンスを測定するためのベンチマークも提供します。
「AIDA64 Extreme」には、ハードウェアの問題を検出し、予防するための監視・診断機能が搭載されています。
システムの重要なセンサーをすべてリアルタイムに追跡することができ、電圧値、ファンの回転数、温度情報をデスクトップ上で確認したり、
専用ディスプレイやROG AIOリキッドクーラー*のディスプレイに送信することができます。
*ROG RYUJIN II以降のモデルに対応しています。
Armoury Crate
直感的なインターフェイスにより、Armoury Crateは、対応するすべてのデバイスのRGB照明とエフェクトを簡単にカスタマイズすることができます。
また、キーボードやマウスの設定など、増え続けるASUS製品の設定をコントロールすることもできます。
さらにArmoury Crateでは、製品登録やアカウント情報の修正が可能。また、ニュースページから最新情報や最新ドライバーを入手できます。
ダウンロードはこちら>