「PRIME Z690M-PLUS D4」は、Intel Z690チップセットを搭載した「PRIME」マザーボードのDDR4メモリー対応モデルです。
10+1 DrMOSパワーステージの強力な電源回路が、第12世代Intel Coreプロセッサーの性能を引き出します。
前世代より大型化したヒートシンクやサーマルパッドなどを備え、冷却性能も高められています。
また、PCIe 5.0やUSB 3.2 Gen2x2 Type-Cなどの最新規格を搭載。さらにIntel 1Gb Ethernetをサポートし、高速なネットワーク環境を構築することができます。
専用ユーティリティ「Armoury Crate」から、さまざまなシステムの設定を行うことができます。
インテリジェントコントロール
Prime Z690マザーボードには、システムのあらゆる側面を調整するための柔軟なツールが搭載されており、ユーザーの作業方法にぴったり合ったパフォーマンス調整を可能にし、生産性を最大限に高めます。・EPU
EPU(The Energy Processing Unit)は自動的に消費電力を最適化し、Awayモードで節電効果を最大限に発揮します。
・Fan Xpert 4
「Fan Xpert 4」またはASUS UEFI BIOSを使って、ファン、ウォーターポンプ、オールインワン・クーラーを包括的にコントロールすることができます。
空冷でも水冷でも、ワンクリックですべてのパラメータを設定するオートチューニング・モードを備えています。
また、すべてのファンの回転数をデフォルトの最小値以下に抑える「エクストリームクワイエット」モードも搭載しています。
軽い作業をする際に、システムを静かに保つことができます。
・Digital Power Controls
Digi+電圧レギュレータモジュール(VRM)は、電圧降下、スイッチング周波数、電力効率の設定をリアルタイムに制御し、CPUの電圧レギュレーションを微調整することで、パフォーマンスの安定性を確保します。
UEFI BIOS
ROG UEFI (BIOS)は、あなたのPCを設定・調整するために必要な機能を提供します。分かりやすくシンプルな「EZ Mode」と、詳細な設定が可能な「Advanced Mode」の2つのモードから、
各種設定やオーバークロックなど、簡単な操作でユーザーの好みにカスタマイズできます。
・EZ Mode
システム情報やオーバークロック設定まで一つの画面で確認・設定できるモード
・Advanced Mode
各項目の詳細な設定が可能なモード
冷却
・VRMヒートシンクとサーマルパッド2つの大型VRMヒートシンクと高品質のサーマルパッドにより、MOSFETやチョークからの熱伝達を改善し、冷却性能を向上させています。
・冷却制御機能
Fan Xpert 4ソフトウェアまたはUEFI BIOSを介して設定可能な包括的な冷却制御機能を備えています。
各ヘッダーが温度センサーをリアルタイムに監視し、動作状況に応じてファン動作をコントロールします。
動作時の静音性を高めるとともに、過熱と過電流から保護します。
最適なパワーソリューション
また、独自開発のProCoolコネクターは、マザーボードから電源へのリンクを4+8ピンコネクターで強化し、12ボルトの電力を直接プロセッサーに供給します。
それぞれのジャックは、中空ピンコネクターよりも大きな電流に対応できるソリッドピンを採用しています。
ASUS OptiMem II
トレースルーティングの設計を改善することで、最新のIntelプロセッサーのメモリー帯域幅へのアクセスを強化しました。また、ASUS OptiMem IIテクノロジーが、異なるPCBレイヤー間のメモリー信号経路を慎重にマッピングしてパス距離を短縮し、
クロストークを大幅に削減することで、最高5333(OC)MHzの高クロックDDR4メモリーをサポートします。
ASUS OptiMem IIの利点:
・メモリーの安定性と互換性の改善
・同等の電圧でより低いメモリーレイテンシーを可能にする
・メモリー周波数のマージンを改善
ストレージ
「PRIME Z690M-PLUS D4」は、合計3つのM.2スロットを搭載しています。PCIe 4.0による最大64Gbpsのデータ転送速度に対応しており、OSやアプリケーションのドライブによる起動やアプリのロード時間を短縮することができます。
コネクティビティ
・PCIe 5.0第12世代Intelプロセッサーは、PCIe 5.0に対応しています。
PCIe 5.0は、PCIe 4.0の2倍のデータ転送速度を提供し、データ量の多い新たなタスクを処理するために十分な堅牢性を備えています。
また、シグナルインテグリティを向上させるための電位変化、アドインカード用CEMコネクターやPCIExpressの旧バージョンとの下位互換性も備えています。
・USB 3.2 Gen 2x2 Type-C
最大20Gbpsの転送速度を実現するUSB 3.2 Gen 2x2 Type-C®ポートを背面のI/Oパネルに搭載するほか、
多数のUSBポートを備えています。
・Thunderbolt™ 4 ヘッダー対応
オンボードのヘッダーでThunderbolt 4に対応しています。
最新のIntel認定ASUS ThunderboltEX 4アドオンカードを使用すれば、1本のケーブルで最大40Gbpsの双方向通信が可能です。
さらに、このカードはマルチスクリーン接続のためのデイジーチェーン機能を備えており、最大8K解像度のディスプレイに対応。
また、デバイスを急速充電するために最大100ワットの電力を供給することができます。
ネットワーク
Intel® Ethernet Connection I219-Vは、CPUのオーバーヘッドを低減し、極めて高いTCPおよびUDPのスループットを実現することで、より高速でスムーズなデータ転送を可能にします。
・M.2 Slot (key E)
Prime Z690M-Plus D4マザーボードには、M.2スロット(キーE)が搭載されており、タイプ2230のWi-Fi/BTおよびインテル®CNVi(統合Wi-Fi/BT)モジュールに対応しています*。
* Wi-Fi/BTモジュールは別売りです。
オーディオ
オンボード機能の組み合わせにより、高度なオーディオを提供します。・オーディオシールド
アナログ/デジタル信号のドメインを分離し、多方向干渉を大幅に削減します。
・左トラックと右トラックの個別レイヤー
オーディオパス間のクロストークを最小限に抑えます。
・高品質のオーディオコンデンサー
高品質のパーツで臨場感あふれるサウンドシグネチャーを実現します。
ライティング
・AURA SyncASUSの独自ユーティリティ「Aura Sync」によってライティング制御が行えます。
互換性のあるROGグラフィックカード、モニター、マウス、キーボードを簡単に同期できるプリセットの照明効果を備えており、
PCデザインに統一感を持たせることができます。「Armoury Crate」からアクセスできます。
・アドレサブルGen 2 RGBヘッダー
アドレサブルなGen 2 RGBヘッダーは、「Aura Sync」で制御することができます。
第2世代のアドレサブルRGBデバイスのLEDの数を検出でき、特定のデバイスに合わせてライティングエフェクトを調整できるようになりました。
この新しいヘッダーは、既存のAura RGBコンポーネントとの下位互換性も備えています。
Armoury Crate
直感的なインターフェイスにより、Armoury Crateは、対応するすべてのデバイスのRGB照明とエフェクトを簡単にカスタマイズすることができます。
また、キーボードやマウスの設定など、増え続けるASUS製品の設定をコントロールすることもできます。
さらにArmoury Crateでは、製品登録やアカウント情報の修正が可能。また、ニュースページから最新情報や最新ドライバーを入手できます。
組み立てやすい
・Q-LED CoreQ-LED Coreディスプレイは、電源投入時自己診断テスト(POST)中に電源LEDによる光のパターンを生成し、ユーザーが潜在的な問題を解決するのに役立ちます。
VGAやDRAM、ブートデバイスが検出されないときなどに、点滅してユーザーに知らせます。
・SafeSlot
PCIe 4.0に比べて2倍の速度を実現するPCIe 5.0で最高のデータ転送速度を確保するために、より高速なSafeSlotに対応するSMT製造プロセスを導入しました。
SafeSlotとは、PCIeスロットに追加された強化金属製のシースで、グラフィックカードをしっかりと固定するためのものです。
保護機能
・LANGuardASUS LANGuardは、高度な信号結合技術と高品質のEMI対策表面実装コンデンサーを統合したハードウェアレベルのネットワーク保護機能で、スループットを向上させ、より信頼性の高い接続を実現します。
・回路保護電源設計
過電圧に対する防御回路を搭載しており、低品質な電源ユニットの使用などで起こる電源ラインからの過電圧から、チップセットやオーディオチップ、各種コントローラーなどを守ることができます。
・メモリーを過電流から防御
何度でも使えるメモリー用のヒューズを搭載しており、メモリー挿し込み時の接触不良や静電気をはじめ、その他の予期せぬ事象によってメモリーに過電流が流れた場合に、メモリーを故障から守ることができます
・ステンレス合金製I/Oバックパネル
バックパネルの各種インターフェース部分で使用している金属に、耐久性が高いステンレスを使用しています。通常のバックパネルと比較して約3倍の耐食性を持ち、錆びにくく長寿命です。